空飛ぶ鯨の巣

いや、フィクションですよ?

あいもかわらず

こんな年になっても 夜は卑屈になる、要らないこと考える日も多い 無駄に飲んだお酒がまだ口元をぐるぐる歩き回ってる 最近少し、ずつ、曲を書いて できかけのが何個かあるのが久々で パソコンに向かう時、今日どの曲にしようとか思ってなんか幸せで! なん…

コミックス

昔からあまり漫画等は与えられては来なかった 別にそれを不満に思ったことは無いし、与えられた絵本や図鑑達は面白かった ある休日に、親だけが出かける日があった 寂しくないんだけど妙に心配されて、そのせいで若干不安になった 別にその日友達と遊べばよ…

とろける

日々惰性で招いた欠伸を飲んで 昔の鬱憤を叫ぶだけ 大人になった僕は昔の僕の吐露を 恥ずかし半分、懐かしさ半分で叫ぶだけ 耳に残って明日思い出すキャッチーなフレーズより 帰り道にはどんな音か思い出せなくなってしまう程の爆音がいい 爆音が脳の中で反…

断片小説

あんまりだよ。まるで僕が惨めみたいじゃないか。 こうやって言葉を繋ぎ合わせてギリギリで生きている気がする。 常夜灯は消さず僕の部屋を少し照らす 少しあなたの部屋に繋がる気がする 灰が舞った机も、飲みかけの飲み物も 消えそうなお香も僕のものだけど…

月と傘

私はとんでもなく悪い事を積み重ねて生きている気がします。 罪を束ねて生きている気がします。 それは深夜2時半の時間柄でしょうか こんな時間に一人だからでしょうか いつもより甘めのカフェラテを口にする事でさえ罪な気がするし こんな静寂に独り言を口…

どうかしてる

造花に水をあげたって意味がないでしょ ここにあるのは愛の模造品で いつだって簡単に壊せます 見つめるとあまりに大きくて 手に取ると笑ってしまうくらい軽くて 食べたらふわふわとしてるのに 胸までいっぱいになってしまう それでも僕は造花に水をあげるよ…

ちゃんと封せんといかん

いつもどこでも誰かがいるから 悪臭漂う思考も吐露する事は出来なくて 胸に溜まる事山の如し もうすぐ膨らんだ風船がパンと割れそうなそんな予感がする。根拠はないけど20年も生きれば大体わかる どうしよう!破裂したら浮き足立ってた僕が地面に真っ逆さま…

メルト

体調が悪いおかげで珍しく感傷的になれる 電波が鋭くなっている 今なら何でも嫌うことが出来るし慈しむことだってできそうだ 少しぼうっとしてしまう体温による ぬるま湯に浸かっていたい気分です 嫌なものは肝心な時に見てしまうし そこから想像が膨らんで…

選手宣誓

混沌とした脳に順応している 消化不良は日常と化した つまり出来ないが当たり前になっているという事 期待されてるとは思わないけど 生意気にも心は痛いのです 慰めの言葉が哀れみの目に取れてしまう こんな僕は嫌いだなっていう像が ついに完成されそうだ …

リセット

今日も何もできなかった やった気にさえなれなかった 心が生きてるか死んでるかわからないまま 1年近くが経った 周りには元気になったって言われる 落ち込む事も喜ぶ事も、幸か不幸か減っている 人生を軽視しているんだろうな 本当に適当にやり過ごしている …

どうでもいい

コンビニのゴミ袋が くしゃあと音を立てて膨らんだり萎んだり なんか妙に虚しくなるんだよなあの感じ 食べ終わったコンビニ弁当が ゴミ箱の中で生きてるみたいに形を変えた時とかさ お前1人だぞ〜って言われてるような、 そんな気分になる 特にそれが嫌って…

ホット アイス

確実に僕の中からいなくなっていく 新しい情報や感情が入ってくるたびに 邪魔者みたいに追い出されていく あんなに大事に握りしめていたはずなのに 僕の手にあの温度はとうに残っていなくて 冷え切った僕の手は自販機のホットココアから熱を奪う じわりと体…

カレイドスコープ

この身をぎゅぅと抱きしめておくれ その眼は僕に嘘をついているだろう でも君は十分に君自身を愛してもいるだろう 他人にしか嘘をつけない君はどこか輝いていて 残酷である 自分にしか嘘をつけない僕とは大違いだ その残酷さが時に羨ましくなったりもするよ …

雨音と思い出

ほら、思い出してあげないから また死んじゃったじゃない ほら、手に取ってあげないから 埃がかぶってるじゃない 平気な顔で嘯いたってこの目は誤魔化せやしないよ 偽物の月は今日もゆらゆら揺れてら ふらふら歩くあなたは何処へ行くのかしら きっと僕の知ら…

ドライフラワーを作りました 美しい切り花を、この手で吊し上げ せめてなるべく美しい姿のまま作ってあげました 毎日見ました、その姿を。 姿は変わらないんだけど死に向かってることは確かでした、それも凄いスピードで。 朽ちかけた姿があまりにも綺麗だか…

アルストロメリア

空はよく見るとまんまるだ どっちが外でどっちが内なのだろうと思った 空や海を見て悩みがちっぽけに見えてなんだか出来る気がする、だなんて言うが 己の存在自体が悩みの私は私自身がとってもちっぽけに見えた せめてあの青に近づこうと昇ったビルの屋上で…

マル

愛されたいわけじゃない ただその温度に浸かっていたいだけ 幸せなんておこがましい ただ一人なりたくないだけ 嫌われるのは怖いよなあ、なんで怖いのかはわかんないけどさ 涙が溢れそうになるよ。視界は揺るぎないけど 私を傷つけるのは一向に構わないけど…

視界と世界

僕にはみんなが見える世界が見えない。当たり前のことは当たり前じゃないとよく聞くのだがなかなか実感が湧かない 母が言う、今日は星が綺麗らしい僕にはみんなが見える世界が見えない。 ある人が言う、今すれ違った人はどうも挙動がおかしいらしい僕にはみ…

フワリフワリ

夜な夜な傷心的になる。 時の動きを感じないほどの静寂に耳を傾ける。 共に傾く秒針の先が痛んで腫れた風船みたいな心をプスリと刺す。 窓辺で燻らせる煙は外に吸い込まれて なんか少し嫌な匂いだけ部屋に残ってる こんなこと考えるの何回目だろう。 擬似的…

ぼくのことばかり

僕は"考えしい"だし"気にしい"だ。 生きにくそうって言われたりすることもあるけど 僕はこの人生歩きにくいとは思わない。 何より好きな人に囲まれた生活は他に代わりが効かない幸せがある。 正直身の丈に合ってないなと思う程に回りには恵まれている。ずっ…

一人と独り

すっかり暑くなった コロナがなんだか知らないが僕は海を悠々自適に泳ぎたい気分だ。 まあ泳げるとは言ってないけど 海を聴覚、嗅覚のみで感じ取るといつでも目の前に波がきてる様な気がして怖くなる。 一人海岸線でぼうっとして透明な君の足跡を辿ってみた…

満ち溢れている

僕は満ち溢れている 希望や不安その他諸々 僕は音楽をしている 悩むことが沢山ある、曲が書けないとかとかとか ブログを始めたのも悩んだが故だ じゃあメモ帳で良くねえかと。それは違うのだ 誰もみてないという安心感と 誰かに見られるかもという緊張 よそ…