空飛ぶ鯨の巣

いや、フィクションですよ?

あいもかわらず

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こんな年になっても

夜は卑屈になる、要らないこと考える日も多い

 

無駄に飲んだお酒がまだ口元をぐるぐる歩き回ってる

 

最近少し、ずつ、曲を書いて

できかけのが何個かあるのが久々で

パソコンに向かう時、今日どの曲にしようとか思ってなんか幸せで!

なんか、生きてるな〜って

結局、これなのかよ〜って

もはや皆に聞いて欲しいとかも減りつつあって、好きな友達何人かに無理やり送りつけて聞かせてさ

 

それがまた褒めてくれたりするわけよ!

普段捻くれてるけどさ、こういうのくらいちゃんと真正面から喜ばんといけんと思って、

ちゃんと喜んでみたりしてさ

 

突然、ぽつりと、また、色んな人に聞いてもらいたいな〜とかって、浮き足だったりもする

千鳥足でふらふらと、今だけの気持ちかもしれないけど

 

 

コミックス

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昔からあまり漫画等は与えられては来なかった

 

別にそれを不満に思ったことは無いし、与えられた絵本や図鑑達は面白かった

 

ある休日に、親だけが出かける日があった

寂しくないんだけど妙に心配されて、そのせいで若干不安になった

 

別にその日友達と遊べばよかったのだが

親は僕が好きそうな映画のビデオやお菓子、週刊少年ジャンプなどを買って出ていくもんだから家を出る選択肢は無くなった。

 

好きなものだらけで1人きり。ホームアローンかよ。土足でベッドの上を跳ねたかった。

 

お菓子を食べながら映画を見て、その映画の中のキャラクターと同じ踊りをしてみたり

普段やっている携帯ゲーム機を爆音でお菓子を食べた汚れた手で遊んでみたり

それはもう最高だった

 

日が暮れる少し前、ある程度やりたい放題した後に週刊少年ジャンプに触れた

 

正直前の話もキャラクターの名前も知らないので全く面白くなかった。急に違うクラスに放り込まれて変なノリを見せられた気分だった。

 

といいつつページを捲る手は何故か止まらない。与えられてきた絵本や図鑑にはない柔らかさ。そして何よりも匂い。あの漫画独特のインクらしい匂いに釘付けだった。

 

 

親に心配されなくなるまでこのような日は何度か訪れ、同じセットが用意されることになる

 

それを経た僕はあの本の匂いを嗅ぐと、今でも心が留守番気分でウキウキしてしまう。

とろける

 

日々惰性で招いた欠伸を飲んで

 

昔の鬱憤を叫ぶだけ

 

大人になった僕は昔の僕の吐露を

 

恥ずかし半分、懐かしさ半分で叫ぶだけ

 

耳に残って明日思い出すキャッチーなフレーズより

 

帰り道にはどんな音か思い出せなくなってしまう程の爆音がいい

 

爆音が脳の中で反射してしまくって出ていかないで、耳の中で鳴ってる

 

みんなちがってみんないいなんて

 

みんな知っててみんなわかってて

 

でもその上で何が好きかって、何が良いかってね、大事だと思うの

 

恥ずかしくていいんじゃない?

 

恥ずかしさも包んでしまう何かをさがせばいいじゃない

 

断片小説

あんまりだよ。まるで僕が惨めみたいじゃないか。

こうやって言葉を繋ぎ合わせてギリギリで生きている気がする。

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常夜灯は消さず僕の部屋を少し照らす

少しあなたの部屋に繋がる気がする

灰が舞った机も、飲みかけの飲み物も

消えそうなお香も僕のものだけど

 

もう疲れたな、色々な面で浮かれてたんだろう

 

明日も面倒だよ生きなきゃならないだろう?

僕がこんなに辛い事を放ったまま山積みになる仕事

 

幸せって手に取ると割れる泡みたいで

ふわふわ逃げていくだけだと思ってしまう

 

断片的すぎるな、全てにおいて

でも頭にはこれ以上の色々が渦巻いてんだろ?

 

人の脳は生きる断片小説です

終わりがいつかわからんし定義なんてわからんが

それなりのハッピーエンドを求めてようね

月と傘

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私はとんでもなく悪い事を積み重ねて生きている気がします。

 

罪を束ねて生きている気がします。

 

それは深夜2時半の時間柄でしょうか

 

こんな時間に一人だからでしょうか

 

いつもより甘めのカフェラテを口にする事でさえ罪な気がするし

 

こんな静寂に独り言を口にする事なんて大罪です。

 

遠いところで、知らぬ街で眠る君に。僕の罪の束を手向けるよ

 

もう腐ってるけど、水あげといて。

 

皮肉の束を君に手向けるよ

 

拗ねてもう螺旋状になっちまった束を

 

抱きしめてよ

どうかしてる

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造花に水をあげたって意味がないでしょ

ここにあるのは愛の模造品で

いつだって簡単に壊せます

 

見つめるとあまりに大きくて

手に取ると笑ってしまうくらい軽くて

食べたらふわふわとしてるのに

胸までいっぱいになってしまう

 

それでも僕は造花に水をあげるよ

濡れゆくだけの造花に愛を注ぐよ

びしょびしょになった君を見て

毎日可愛いねって言うんだ

 

造花に水をあげたって意味がない

そんなに傷を舐めたって痛くない

 

 

愛ってのはきっとそんなもんだよ

 

ちゃんと封せんといかん

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いつもどこでも誰かがいるから

悪臭漂う思考も吐露する事は出来なくて

胸に溜まる事山の如し

 

もうすぐ膨らんだ風船がパンと割れそうなそんな予感がする。根拠はないけど20年も生きれば大体わかる

どうしよう!破裂したら浮き足立ってた僕が地面に真っ逆さまだ!

痛い、それは痛すぎるぞ

どうすればいい?どうあればいい?どう足掻けばいい?と焦ってみても、僕にはどうしようも無い事が沢山ある。

風船ってのは都合悪く、そんな事で膨らむ。

 

悲しいな

今が一番綺麗なのに

今はずっと続かないんだもん

悲しいな